すぐできる節電 重点項目 家庭版
以下は暖房期の対策です.夏期の対策はこちらをご覧ください.
家庭ですぐにできる節電には次のようなものがあります。
1.暖房を見直してください!
- ガスや石油で暖房できる方は、しばらくの間、そちらを使ってください。ガスも石油も、被災地を除けば、供給は安定しています。
- エアコンを暖房に使う場合には、設定温度を控えめにしてください。電気ヒーター・ストーブ・パネルヒータは、エアコンに比べ電気を多く使います。部屋全体を暖めるためには使わないほうがいいです。
- 冷房時は設定温度をいつもよりちょっと上げましょう。
2.照明を見直してください!
- 不要な照明を消してください。日中は、カーテンやブラインドを開けると窓側はかなり明るくなり、照明が要らない場合も多くあります。
- 白熱電球は、蛍光灯・LEDにくらべ電気を多く使います。交換するだけで簡単に節電できます。
3.テレビを見直してください!
- 画面の明るさを調整したり、省エネモードにすることで、大幅に節電できます。
- なるべくつけっぱなしにしないよう、いつも以上に気をつけてください。
4.電気を熱に変える機器は特に要注意です!
電気を熱に変える機器は電力を多く消費します。例えば、衣類乾燥機、食器洗い乾燥機、電気ポット、炊飯器、温水洗浄便座、IHクッキングヒータなど。ピーク時間帯の使用は極力控えましょう。温水洗浄暖房便座は、便座カバーを用いるなどしてなるべく使用を控えましょう。
どのくらいの節電ポテンシャル?
1.エアコン
=> 東京電力管内の2000万世帯のうちエアコン暖房を行っている家庭は800万世帯あります。一台300Wを消費しますので、もしエアコンを止めると240万kWの節電になります。設定温度を1℃下げると30W削減できるので24万kWの節電になります。冷房も同じくらいの効果があります。
2.照明
=> 東京電力管内の2000万世帯で、1世帯当たり20W照明を3個消すと、120万kWの節電になります。
3.テレビ
=> 東京電力管内の2000万世帯で、テレビの輝度を調整すると20W程度の削減になるので、全体で40万kWの節電になります。もしテレビを消すと、一台あたり100W節電でき、全体で200万kWの節電になります。
4.電熱機器・保温用電力
(エアコン以外の電気暖房器具、食器洗い乾燥機の電気乾燥、電気衣類乾燥、炊飯・保温、温水洗浄便座、ドライヤー等)
=> 東京電力管内2000万世帯で、1世帯当たり電熱機器・保温用電力を100W減らすと、200万kWの節電になります。
参考
- ハロゲンヒーター 500-1000W
- ドライヤー 800-1200W
- トースター(加熱時) 1000W
- アイロン 1200W
- 食器洗い乾燥機 -1300W
- 電気カーペット 200-500W
- 炊飯器(炊飯時) 300-1300W
- 炊飯器(保温時) 20W
- 温水洗浄便座 20-40W
- IHクッキングヒータ 一口あたり-2000W