基本はこれです!(家庭編)
経済活動や家庭生活を阻害する停電は、極力避けなければなりません(>> 停電の問題)。ここでお話する節電が、「省エネ・省CO2」のための節電と違うのは、「停電回避のために」行う点です(>>節電の考え方)。ご家庭で心がけていただきたい節電をご紹介しましょう!
エアコンを見直しましょう
- 無理のない範囲で設定温度を上げましょう(政府の奨励は28度)
- できるだけ同じ部屋に集まって冷房しましょう
- 扇風機を併用するのも有効です
[PDF]エアコン節電のコツをまとめました.ダウンロードしてご家庭での対策にお役立てください!
冷蔵庫を見直しましょう
- 冷蔵庫の設定を「中」に
- 冷蔵室の中身は少なめがお勧め.中のものを探しやすくなるので,開いている時間の短縮効果もあります
- 冷蔵庫に直射日光が当たらないようにしましょう
照明を見直しましょう
- 電気はこまめに消しましょう
- 白熱電球は蛍光灯などに切り替えましょう
テレビを見直しましょう
- だらだら見は止めましょう
- 画面の明るさを省エネモードに調整しましょう
- 家族が集まって一つのテレビを見ましょう
他にも...電気を熱に変える機器は特に要注意です
衣類乾燥機・食器洗い乾燥機・電気ポット・炊飯器・温水洗浄便座・IHクッキングヒータなどは,これからの季節,平日昼間のピーク時間帯(9〜20時)には使用を控えましょう.調理では,可能ならガス機器を使用しましょう.魚グリルやフライパンなど,工夫次第でおいしい料理が作れます
ありがとう! あなたの小さな節電が大きな力になります!
仮に、全世帯(2000万世帯)で平均50W節電できると、全体で100万kW程度の削減量になります。これは発電所1基分に相当する量です(>> 【コラム】参照)。
【コラム】節電ポテンシャルの試算
対象家庭の半分の実施で、下記のような節電ポテンシャルがあります。
日中昼間の在宅世帯の半数(400万世帯)で実行した場合
- 使い続けながらでもできること
●エアコン冷房1℃上げる 16-24万kW(40-60W/世帯) ●テレビ輝度調整 8万kW(20W/世帯)
- 思い切って使うのをやめると(熱中症には気をつけてください)
●エアコン冷房消す 160-240万kW(400-600W/世帯) ●テレビ消す 40万kW(100W/世帯)
全世帯の半数(1000万世帯)で実行した場合
●温水洗浄便座(暖房−温水消す) 20-30 万kW(20-40W/世帯) =>半分が貯湯タンク式で、夏期使用率を40%とすると5-12万kW ●炊飯器保温 20-30 万kW(20-30W/世帯) =>保温機能の使用率を30%とすると6-9万kW ●電気ポット保温 20-30 万kW(20-30W/世帯) =>保温機能の使用率を15%とすると3-5万kW ●冷蔵庫設定温度(強→弱、中→弱) 15万kW(15W/世帯) ●モデム・ルータ等の不在時OFF 10万kW(10W/世帯) ●風呂場等の換気扇の不在時OFF 10万kW(10W/世帯)
参考)ゲーム機の消費電力情報を見つけました(「ITmedia Gamez」)
携帯ゲーム機ならテレビより省エネです。他のゲームはこのほかにテレビの消費電力も発生しますのでお忘れなく。
●PS3(ゲーム中): 初代 約170〜180W 現行モデル 約70〜80W ●Xbox 360(ゲーム中): 初代 約170〜180W 現行モデル 約80〜90W ●Wii(ゲーム中): 約18W ●携帯ゲーム機
(ゲーム中/ACアダプタ使用時):約3W