基本はこれです!(会社編)

経済活動や家庭生活を阻害する停電は、極力避けなければなりません(>> 停電の問題)。ここでお話する節電が、「省エネ・省CO2」のための節電と違うのは、「停電回避のために」行う点です(>>節電の考え方)。職場で心がけていただきたい節電をご紹介しましょう!

冷房を見直してください

  • 空調:冷やしすぎていませんか? 設定温度、冷房時間を見直してください。
  • 扇風機:屋外から帰ったときの暑さを和らげるのに効果あります。
  • 服装:薄着、軽装を推奨しましょう。

照明を見直してください

  • 冷房の節約に:照明を減らすと照明から発生する熱も減らせます。
  • こまめな消灯:昼休みや、使っていない部屋の照明は消灯しましょう。
  • 省エネ型照明:白熱電球やハロゲンランプを蛍光灯やLED電球に切り替えましょう。
  • 照明の間引き:窓際など明るい場所を中心に、蛍光灯の本数を減らしましょう。

パソコンを見直してください

  • ディスプレイ:画面の明るさを落とし、スリープ/休止モードへの移行時間を短く。
  • パソコン本体の電源:帰宅時には電源オフ、離席時にはスリープモードにしましょう。
  • ノートPC:ふたを閉めるとスリープ・休止モードになる機能を活用しましょう。

ありがとう! あなたの職場の節電が大きな力になります!

例えば、業務部門での照明を3割削減できると、150万kW程度の削減が可能です。これは発電所1基分を超える量です(>> 【コラム】参照)。

【コラム】節電ポテンシャルの試算

  • 照明の3割削減で150万kWに相当します。さらに、これは内部発熱負荷の削減につながるので、空調機の効率を3と想定すると空調用電力50万kWの削減になります。
  • 空調:内部負荷削減効果を含めて3割の負荷を削減すると210−300万kWに相当します。
  • パソコン:業務部門全体で使用されているデスクトップPCをすべてノートPCに変えると10万kW相当の節電効果となります。